開発ストーリー

開発ストーリー

開発ストーリー

開発の背景 「未来の食卓を考える」

開発の背景 「日本酒副産物から
見えた可能性」

私たちの発酵たんぱく開発は、カンボジアでの日本酒づくりがきっかけでした。
製造過程で生まれる“米の残渣”を、ただ捨てずに活かせないかと考えたのです。
麹菌で発酵させてみたところ、偶然、肉のような食感と旨味を持つ食品が生まれました。
その発見から、米と麹による新しいたんぱく源の可能性が見えてきました。
たんぱく質危機という世界的な課題に向き合うヒントになるかもしれない――。
私たちはそう信じて、研究と開発を本格的に始めました。

コンセプトと疑問 「“美味しさ”と“地球へのやさしさ”は両立できるか?」

美味しいものを食べたい。けれど、健康にも環境にも配慮したい。
そう思っても、従来の食の選択肢には、どこか妥協がつきまとっていました。
味をとるか、成分をとるか、環境への負荷を考えるか。
私たちは、その三者を同時に満たす新しい選択肢をつくれないかと考えました。

そこで着目したのが、お米と麹から生まれる発酵たんぱくです。
動物性に頼らず、豊かな旨味と栄養、そして地球へのやさしさを備えた素材。
食べることが、未来にとってプラスになるような食品を目指しました。
その問いへの答えとして、私たちはComeatをかたちにしました。

発酵たんぱくを使った代替肉の開発は、簡単な工程ではありませんでした。
味や食感の再現には、単に植物性原料を置き換えるだけでは不十分だったのです。

そこで私たちは、米由来のたんぱく質と麹菌の発酵技術に活路を見出しました。
幾度もの試作と調整を繰り返すなかで、自然な旨味としっかりした食感が現れてきます。
特に、グルタミン酸を豊富に含むマイコプロテインの組成は、味づくりの鍵となりました。
成分の安定性や風味の再現性など、課題はひとつずつ丁寧に検証。
そうして形になったのが、私たちの発酵たんぱく「Comeat」です。

開発プロセス 「発酵たんぱくでおいしい食品を」

商品開発 「満足感のある美味しさを追求」

商品開発で重視したのは、毎日の食事に自然になじむ“おいしさ”です。

麹の発酵によって引き出された旨味を、マイコプロテインがしっかり受け止め、
コクのある味わいと深みをつくり出しています。
食感や風味のバランスにも細かく調整を加え、ひと口ごとの満足感にこだわりました。
和洋中問わずさまざまな料理になじみやすく、調理の自由度も広がります。
成分面では、グルテンフリーかつ高たんぱく・低脂質を実現。
アレルゲンのリスクも抑え、より多くの人にとってやさしい食品を目指しました。
機能性と美味しさのどちらもあきらめない、そんな理想をかたちにしたのがComeatです。

未来の食文化へ 「米と麹で、伝統と革新の食文化をつくる。」

私たちが目指しているのは、単なる代替食品ではありません。
日本の発酵文化と植物性たんぱくの技術を組み合わせることで、
環境にやさしく、からだにもやさしい食のあり方を再定義したいと考えています。
Comeatは、動物性原料を使わず、アレルゲンのリスクも低く、
毎日の食卓に無理なく取り入れられる、新しい選択肢です。
発酵という伝統の知恵を、未来の食文化へとつなぐために。
私たちはこれからも、持続可能で美味しいたんぱく源の可能性を探り続けます。

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